蛇口の故障は種類によって見られる症状に違いがあります。こちらでは、蛇口の種類別でよく見られる故障と、修理・交換についてご紹介します。

シングルレバー混合水栓の中で最も多いのが、「水が止まらない」という故障です。
蛇口は、使用年数が長ければ長いほど、水が止まらない故障が起きやすくなりますが、シングルレバー混合水栓は他の種類よりも起きやすい傾向にあります。
水が止まらないのは主にバルブの故障です。

そのため、バルブを交換すればほとんどの場合、すぐに水が止まるようになります。
バルブの交換をする際は、しっかりと品番を確認してから交換する事が大切です。

好みの温度に合わせて、シャワーヘッドやスパウトから水が出るサーモスタット混合水栓では、「温度不良」が最も多い故障として挙げられます。しかし、温度不良は実際のところ、故障ではない事も少なくありません。

調節を誤ってしまったために、好みの温度の水が出ない事が多々見られるのです。そのため、サーモスタット混合水栓の蛇口で温度不良が見られた場合には、故障よりもまず先に調節不良を疑うようにしましょう。

2ハンドル混合水栓の故障として一番多いのが、シングルレバー混合水栓と同じ｢水が止まらない｣という故障です。2ハンドル混合水栓はシンプルで丈夫な構造のため、蛇口を分解して掃除をすれば水が止まる事も珍しくありません。

したがって2ハンドル混合水栓で「水が止まらない｣現象が見られた場合には、パッキンを交換する前に、一度分解して掃除する事をおすすめします。

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